お菓子の神様 田道間守命の生誕地とされ、
菓子のルーツがある豊岡には、
たくさんのお菓子のお店があります。
今回は自然豊かなコウノトリ翔る
環境の中で育ったお米を使って
作られたお菓子を中心にご紹介します。
昔、豊岡盆地は海だった!?
お菓子の神様「田道間守(タジマモリ)」が生まれた豊岡は、野生復帰をしたコウノトリも住む自然豊かな場所。
現在は山に囲まれた盆地ですが、太古の昔は泥質の海でした。
「タジマモリ」の先祖「アメノヒボコ」の時代に海抜の低下と治水工事により海は盆地を流れる川へと変化し、肥沃な大地が現れ稲作に適した土地となりました。
肥沃な粘土質の大地と豪雪地帯ならではのミネラル豊富な雪解け水が流れ込む環境がマッチして、豊岡盆地は兵庫県北部・但馬最大の穀倉地帯となり稲作のパイオニアとして古くから栄えてきました。
豊岡盆地周辺には日本海側では珍しい貝塚群(縄文時代中期から弥生時代前期頃のもの)が存在しており、
この貝塚からは貝層等の他、縄文土器や木製のクワ・スキ・木の柄など農作業に結びつく木製品も発見されています。
現在豊岡市ではコウノトリの餌場となる田んぼで多様な生きものを育むお米づくりの取り組みが広がっていて、農薬や化学肥料に頼らない人にも生きものにも優しいおいしいお米が注目されています。
豊岡は古くからお米と深い関わりがあり、米・餅文化も盛んで、市内の菓子店ではお米を使ったお菓子が色々作られています。